吹奏楽部に所属しているみなさんへ

 吹奏楽部のみなさん、たいへん残念なことですが、奈良県吹奏楽連盟から、8月の県吹奏楽コンクール中止の連絡が入りました。吹奏楽部のみなさんにとって、県のコンクールでの演奏は、毎年の一番大きな目標であり、長い時間をかけて全員でつくりあげる楽曲であります。毎年視聴し、大きな感動をもらって帰ってくる、校長としてもたいへん期待している一大行事でした。
 3学期(2月)まで一生懸命活動してきたみなさんにとっては、「なぜ今年だけ?残念でたまらない。」「この先いったい何を目標に練習していけば・・・。」という状況だと思いますが、なんとか、なんとか、新しい目標、県吹奏楽コンクールでの演奏に変わる部活動の意義・目的を見つけ出してほしいと願います。
 3年生のみなさんが、最もしんどいと思いますが、部活動再開の暁には、入学後、数日しか登校できていない1年生部員に、ぜひやさしくアドバイスをしてあげてください。吹奏楽部がこれまで大切にしてきたことを継承していってくれることを望みます。残り少ない部活動期間になると思いますが、だからこそ、一日一日を大切に、最終的に、全員で奏でる一つの曲が完成する日を迎えてくれたらと願ってやみません。
  今年度の吹奏楽部の顧問は、雑賀丈顕(さいがともあき)先生、岡山優子先生、水原千種先生です。雑賀先生の指導と岡山先生、水原先生のサポートにより、部員のみなさんが前を向いて進んでいってくれることを心から願います。なお、今年度は、吹奏楽部の部活動指導員として、元中学校教員で、長年吹奏楽部指導に携わってこられた西口博和先生に来ていただけることになりました。もうすでに、楽器や楽器収納ケースの修理等に取りかかってくださっています。
 学校再開、部活動再開、そして、なかまとの再会の日まで、お互いに、もうしばらく、それぞれの場所で、心の手をつないでがんばっていきましょう。

2020.5.19
                                 式下中学校  校長 中本克広

(追記)奈良県吹奏楽連盟から届いた文書を添付します。御参照ください。奈良県吹奏楽コンクールの中止について.pdf